最新情報 2015年操体法東京研究会講習

最新の操体医学と臨床操体を学んでみませんか?

1978年開講、のべ1600名の受講生が学んだ「操体臨床家への登竜門」、
操体法東京研究会では、2015年9月、臨床家養成コースを開設いたします。

時代の推移(800年周期)に伴い、人々が抱える症状疾患の質はあきらかに
変化しています。
原理原則・本質はそのままに、時代に適応した、身心(みこころ)にやさしく、
なおかつ臨床効果の高い、最新の操体臨床を
操体の創始者、橋本敬三医師の直弟子、三浦寛から直接学んでみませんか?

第二分析 D2(快適感覚に基づいた動診と操法)、
第三分析 D3(刺激にならない皮膚への接触によるもの、渦状波※)は、
当講習でのみ、習得可能です。

1982年、操体の創始者、橋本敬三医師は現役を引退します。
その際、弟子の三浦寛に「きもちのよさで良くなる」と伝えました。
そして、後に「楽ときもちの良さは違う」とも言っています。

それまで操体は「二方向の動きを比較対照し、楽な方に動かして瞬間急速脱力に導く」という
楽な動きへの問いかけを行っていました。これを第一分析(D1)と言います。

その後5年間の実践と研究により三浦は、
「一つ一つの動きに快適感覚の有無をききわけ、その快適感覚をききわけることにより
ボディの歪みを正す」という、快適感覚(きもちよさ)を主体にした動診と操法を体系づけました。

現在「操体は快である」ということが一般的に通っていますが、
その殆どは「楽(な動き)」と」「快(適感覚)」、つまり可動域と感覚を混同しています。

「楽でスムースな動きが、果たして快なのか?」
実はそうではありません。楽な動きは「スムースで、バランスがとれていて、楽でなんともない」
場合のほうが多いのです。

本来、「運動差」(第一分析)と「感覚差」(第二分析)は、違いますが、
言葉のみ「快」「きもちよさ」を使っているものの、実際は「楽な動き」を分析しているところが
殆どです。

「楽な動き」と「快適感覚」の違いをしっかり学ぶことが、操体臨床家への道へ繋がります。

また、操体には盲点がありました。
動けない場合はどうするのか。例えばパーキンソンや寝たきりになっている場合。急性の腰痛など。
また、心身症など、こころの病にはどう対応するのか。
その答えは第三分析(D3)にあります。

期間が20ヶ月となっていますが、これは、操体が「テクニック」のみを覚えればいいということではなく、
診断分析法を学ぶためです。

例えば、慰安(リラクゼーション)には、診断という手順はありませんが、
臨床(治療)には、診断の後に治療というステップが必ず存在します。
操体の学びは、殆どが診断法の勉強だと言ってもいいかもしれません。
「やり方」だけ を短期間で習っても、診断ができなければ、役に立たないのです。

10数年前まで、受講生の多くが鍼灸師や柔道整復師などの専業者でしたが、
最近では、一般の方々で、操体臨床家を目指す方々が増えています。
初心者でも、しっかりサポートいたしますのでご安心下さい。

また、鍼灸師、柔道整復師、PTの先生などの専門家の先生方にとっても
即臨床に応用できる内容になっております。

なお、講習終了後も「塾・SOTAI」、東京操体フォーラムなどでフォローいたしますし
一般社団法人日本操体指導者協会が独立開業などのサポートを致します。

操体法東京研究会出身者(敬称略)
北村翰男(奈良操体の会)、巻上公一(パフォーマー、東京操体フォーラム相談役)
平直行(武術家、総合格闘家)など。

皆様のご参加をお待ちしております。

一般社団法人日本操体指導者協会 代表理事 畠山裕海

※ 渦状波(カジョウハ)。皮膚をつまむ、捻る、引っ張る、ずらすなどの刺激とは違う、
  刺激にならない接触によるものです。刺激とは異なる神経伝達回路を通り、無意識にアプローチし、
  臨床的効果は、身体的なものだけではなく、心身症などにも用いることができます。

  なお「渦状波」は、商標登録済みです。

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講習の概要

期間: 第一期 2015年9月~2016年8月
    第二期 2016年9月~2016年8月

★スケジュールについては応相談。

日時:

毎月第二、第四の日曜日 午後13:00〜18:00
(2015年9月は第四日曜、9月27日開講となります)

定員: 10名

カリクラム: 48講習 240時間

受講費用: 
第一期 72万円 第二期 72万円(総額144万円)

 

講師・指導: 
人体構造運動力学研究所 所長 三浦寛(操体臨床指導歴49年)

資格:不問 日本語での会話指導が可能なこと Japanese speakable

会場・交通: 
東京都世田谷区三軒茶屋1−30−9 三軒茶屋ターミナルビル34号

渋谷駅より東急田園都市線(東京メトロ半蔵門線乗り入れ)にて
二駅目(急行の場合は一駅)、三軒茶屋駅下車徒歩2分

申込方法 :

電話/FAX 03−3414−0340 あるいは
e-mail keikan@sotai-miura.com

特典: 修了証と、感覚分析診断操法士の証書授与 
一般社団法人日本操体指導者協会入会・登録(登録料・年会費は別途)

振込先:東京三菱UFJ銀行 世田谷支店 
普通預金 4200490 ミウラヒロシ

質問等は 
〒154−0024 東京都世田谷区三軒茶屋1-36-3
ルミネ三軒茶屋105号  人体構造運動力学研究所 三浦寛まで
TEL/FAX 03−3414−0340
(留守の場合はメッセージをお願いします)

主催: 操体法東京研究会

協賛・協力: 
一般社団法人日本操体指導者協会 東京操体フォーラム

操体法東京研究会

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講習内容

操体理論
橋本哲学と生命論
健康維持増進医学に基づく治療のあるべき姿
生命力学のバランス
Zの法則、Hの法則
健康傾斜の歪体化とプロセス、可逆性について
自然法則は健康法則
自己最小限責任生活必須条件とは
救いと報いの識別
現象論と潜象
以下省略

実技指導
連動理論についての解説

操体法臨床理論
重心と8法則との相関性
第一分析、第二分析、第三分析の解説と
各動診・操法のとおし方
動診における操者の介助、補助法、言葉の誘導法
皮膚の操法(渦状波®)
面の渦状波・点の渦状波の解説と指導
「接触」と「刺激」の相違

 

診断学・診断法
からだの診立ての重要性とポイント
問診、視診、触診、擦診(さっしん)
極性診断、動診法、息診法
多種多様化するストレス・症状疾患に対応するには
皮膚を無視することはできません。
これからの診断には、極性診断、動診法、息診法の診断は不可欠です。

四面操法・足趾の操法