操体を学びながら、気になるところを治す。

操体の面白いところは、勉強しているうちに、気になっていたところ、症状疾患などが
いつの間にか良くなってしまうところです。
それは、少しずつ、少しずつあらわれます。

調子を壊すのに、調子を悪くするのに何年もかけて、長いことほったらかしにしていたものが
たかが一回や二回の施療で治るというのは、ないとは言えませんが、ある程度時間がかかります。

最近目につくのは、肩や首の緊張がひどく、肩がいつも上がった状態になっており
首がガチガチに凝っていたのが、いつの間にか肩の緊張がとれ、首が長くなったように
見え、表情も何だか明るくなったな、と思えるケースです。
こちらも何だかうれしくなってきます。

アトピーが改善してきたという例は昔から何度も見ていますが、講習を受けているうちに
肌が綺麗になってきたケースも最近見ました。

腱鞘炎などは「使わないように」と言われる場合が多いのですが、仕事柄使わなければならない場合が多々あります。使わないで休めておくのも手ですが、操体の勉強をしているうちにそれが「積極的休息」のような
感じで、薄皮が剥がれるように変わるケースもあります。